栃木県芳賀町 空き家(実家)活用
実家の再生と自宅の活用でマイナス資産解消 有坂 昇さん
夫を亡くして4年...
隣を流れる野元川のせせらぎが心地よい、静かな田園風景を見渡せる重厚感のある家
子どものころの思い出がたくさんつまった家が有坂様の実家
4年前、長きにわたり家を守ってきたお父様が亡くなり、お母様は
「こんな広い家に一人は寂しくて嫌だ…」と実の妹様との同居を選択。
そしてこの家は守ってくれる主を失いました。
20数年前、長男である現在のご主人は結婚を機に実家に程近い和泉ニュータウン内に土地を
購入し、新居を建築。子宝にも恵まれそこに新たな生活の基盤を築いていました。
空家になってしまった実家は広大な敷地に草木が生い茂り、単身赴任中のご主人が帰郷するたびに
草刈りや残置物の処分と目まぐるしい日々を過ごしていました。
空き家(実家)活用の可能性
実家は築30年を超えるいわゆる農家住宅、母屋のほかに倉庫と車庫を兼ねた《あまや》があり
敷地はゆうに300坪を超える邸宅。更には、空き家になって4年の間に度々泥棒が
侵入した形跡があったことから、空き家の処分、活用、管理について「空き家管理支援センター」
にお問い合わせいただきました。
①空き家(実家)をリノベーション
➡住居へ
(お母様も呼んで親子三代の生活を実現、お母様も住み慣れた地域で生き生きと新生活、愛猫NANAちゃんも同居)
②自分たちの住まいを簡単なリフォーム
➡賃貸物件として活用
(和泉ニュータウンの立地条件なら充分家賃収入が見込める、清原台まで徒歩5分圏内=コンビニ、スーパー、学校等も至近)
③住宅ローンの残債とリフォームローンを合算
➡家賃収入と相殺
(実質ローン返済は0、従来のローン返済分をご子息の大学生活の学費等に充当、趣味のゴルフ等を思い切りENJOY)
リノベーション前の実家
リノベーション後の実家
実家住まいの楽しみ方
現在、実家脇のスペースに古き良き時代を彷彿させる【囲炉裏部屋】を建築中とのこと。
幼馴染の友人や、会社の仲間を囲んでの晩酌。
セカンドライフを楽しむための贅沢な大人の遊び場。
マイナス資産だった空き家(実家)を有効活用し、
経済的にも、精神的にもゆとりある生活を実現されようとしています。
実家の継承、親の面倒、自身の人生、家族の幸せ。
現代に起こり得る様々な家族の問題と向き合い、一つの答えを導いた有坂様。
この活用事例が多くの方の参考になればと、快く取材を引き受けてくださいました。
ありがとうございます!
(2018.07.19)